両者が6歩の間隔を開け対面して立ち両者歩いてきて、相手は歩きながら小刀で上から頭を打ってきます。
柔術でつかう小刀は長さが18㎝程度の短い小刀で、刃物を呑むと言って、相手に刃物を持っているのを見せないよう手の内に隠して持ちます。
持ち方は、刃先を自分の肘に向けて握り腕の内側に刃物を隠します。
左手を手刀として、打ってきた相手の右手に対して相手の正中線を取るように左手を振り下ろし、相手の小刀をかわしたところで相手の右肘に上から回すように絡ませ抱え、手のひらを相手の右胸前で相手の体に向けて開きます。
これで相手の右腕がきまるので、きめたまま相手の喉ぼとけを右手の親指と人差し指で優しく摘みます。
摘まみ方は、喉ぼとけの上部に向け少し指を滑らせてから下にきゅっと柔らかく摘まみます。